滋賀ダイハツアリーナ~総合・災害対策等特別委員会視察報告~

11月8日~9日、総合・災害対策等特別委員会として滋賀県の「滋賀ダイハツアリーナ」と大阪府堺市の「堺市総合防災センター」を視察しました。

滋賀ダイハツアリーナ

2025年に開催される第75回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会。
大会愛称を「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」として滋賀県で開催されます。

滋賀県は、「基本構想に基づき、すべての県民が日常的に文化とスポーツを楽しむことのできる元気あふれる滋賀をつくり、その魅力を新しい豊かさとして広く発信することで、本格的な人口減少社会の到来を見据えた県民の誇りづくりと地域活性化を図る」として、2015年3月に「新しい滋賀の魅力をつくる文化・スポーツ戦略」を策定。
戦略期間の最終年である2024年の滋賀の姿として、下記3項目を掲げています。
1 すべての県民が日常的に文化やスポーツの「する」「みる」「支える」に参画しています。
2 新しい滋賀の魅力となる文化やスポーツの場(施設・イベント)が定着しています。
3 滋賀の文化やスポーツを楽しむ国内外からの来訪者が増えて、地域が活性化しています。

また、戦略の推進は、多様な主体(市町・企業・大学・団体等)との連携・協働で行うとしています。

滋賀ダイハツアリーナは、すべての県民がスポーツに参画し、健康づくりに取り組むとともに、さまざまな交流や連携を通じて、元気で豊かな生活と滋賀を創造する圏域の拠点として2022年12月に供用を開始しました。

2025年大会では、体操、バスケットバール、バドミントン、車イスバスケットボールの会場になる予定です。

建設地は、県が所有する山林で、その木材(琵琶湖材)を施設の床や壁材として使用していて、館内はほのかに木の香りが漂っていました。

施設名に「ダイハツ」を表記するネーミングライツ(命名権)の収益は、年間500万円だそうです。

PFI事業として整備

滋賀県は、アリーナ建設を機にPFI事業の導入し、今後の活用も検討していくとのことでした。
PFIとは、民間の資金と経営能力・技術力(ノウハウ)を活用し、公共施設の設計・建設・改修・更新や維持管理・運営を行う、公共事業を実施するための手法のひとつです。

今回の視察は、谷原の総合体育館の今後の整備に向けて調査・研究することを目的としています。

シューズを履いたままトイレに入るための大きなスリッパが用意されている

床や壁などに建設地にあった琵琶湖材が使用されている