認知症の方の暮らしを地域で支えるしくみを

認知症の当事者と家族の暮らしを支えるしくみの充実を求めて、第2回定例会の一般質問に取り上げました。

「在宅介護の認知症の方のケアに協力できる人を探してる。誰か心当たりはないか?」
知り合いから連絡が入り、状況を確認しました。プライベートなことなので詳しくは書けませんが、デイサービスの送り出しやお迎え、家族の入浴時など、短時間の見守りがあれば当事者や家族が望む暮らし方ができるのに・・・というのです。

当然、ケアマネジャーが当事者や家族の希望と症状に応じたケアプランを作成しています。
介護保険の支給限度額以上のサポートが必要になる場合、保険外のサービスを組み合わせることになります。しかし、事業所の方針や介護職員不足のために自己負担で生活や身体の介護・介助を利用したくても、断られる状況があるのです。
在宅で暮らす認知症当事者および家族の希望に沿って、その人らしく暮らすためのしくみは依然として不十分と言わざるを得ません。

区では、2007年度から認知症の基礎知識や認知症の人への対応を学ぶ「認知症サポーター 養成講座」を開催し、2021年度までに累計約32000名の方が受講しています。また、高齢者支え合いサポーターや介護スタッフ研修など、多様な担い手の養成に取り組んでいます。そういった意欲のある区民が地域で顔の見える関係性を作り、認知症当事者と家族の暮らしをサポートするしくみの構築が求められていると考えます。

区は現在、高齢者の支援を行うNPO等の地域団体と、活動意欲のある区民を結びつける生活支援コーディネーター事業を社会福祉協議会へ委託しているが、より地域に密着して活動できるよう、2024年度からの第9期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画策定において検討するとのことです。

引き続き「誰もが私らしく生きる」ための施策の充実を求めていきます。