不信、不誠実が増大 東京外環道オープンハウス

7月下旬から始まった東京外環道事業のシールドトンネル工事の状況等をお知らせするオープンハウス
8月6日(木)、18日(火)と区内の2か所の会場に行き、三事業者(国土交通省、NEXCO東・中日本)との「意見交換の場」に参加しました。

まず、驚いたのは、三事業者とも新しい職員に替わっていたことです。

そして、6日の石神井庁舎の会場で意見交換の参加者が3人だったこと
そのうち2人が議員で、もうひとりの方も長年東京外環道事業に関心をお持ちの方で、知り合いでした。

質疑は必然的に現在、関町南1丁目の青梅街道の手前で部品の損傷、故障によって停止しているシールドマシンについて
2022年の接触事故が今回の部品の損傷の原因と推定されること
シールドマシンの補修の完了から掘進再開までの期間は不明であること など新しい情報を得るには至りませんでした。

工事期間が長くなることで、大泉ジャンクション予定地内の「八の釜の湧水」への影響 ⇒ 後日、報告を受けることに
大泉ジャンクション部に建設される換気施設について ⇒ 特に新しい情報なし など

一方、青梅街道インターチェンジ予定地近くの会場、上石神井南地域集会所では、事業者と「意見交換」するために大勢の地域住民の方々が事前エントリーしていました。
インターチェンジ建設のための立ち退きや建設後に地域に与える影響など、長年、多くの住民が関心を持ち続けている地域です。
しかし、新しい担当者の住民への対応は、あまりにも不誠実で事業および事業者への不信感を増大させる結果になったと言わざるを得ません

被害の記録も読まずに住民に応答する不誠実さ

昨年の春ごろから、青梅街道インターチェンジ予定地周辺の複数の住民ががシールドマシンの稼働による(ものと思われる)家屋の振動、騒音、低周波音によって心身の不調を訴える声が届いていました。
外環事業の住民対応の一環で、延べ2か月以上事業者が提供したホテルに避難した方、事業者対応の前に自主避難された方など、暮らしそのものが大きく変わり、負担を強いられた方は少なくありません。

複数の住民の方が振動や騒音の状況とご自身の体調の変化など、日々の状況を丹念に記録し事業者に提出。事業者に改善を求めていました。

ところが、新任の担当者は誰一人住民の記録を読まずに意見交換の場に臨むという、大変不誠実な態度を示したのでした。
これでは、意見交換の場に参加した住民が納得できないのは無理もありません。

今年1月に発生した大ギアの破損事故は、2022年の接触事故だけでなく、住民が健康被害を訴えていた昨年の春ごろの掘進も影響しているのではないか
生活圏にシールドマシンが停止しており、補修期間に新たな問題が発生するのではないか
今回の補修が完了したとしても、再掘進した後に新たな事故が発生するのではないか
事業者からは明確な回答がなく、沿線住民の心配は絶えません。

事業者は、住宅の真下に巨大なトンネル造っている、巨大建築物を造っていることを自覚し、誠意ある住民対応をすべきです。