多胎児家庭への支援、一歩前進

保健福祉委員会と文教児童青少年委員会に付託されていた「多胎児家庭への支援の拡充」を求める陳情が、12月議会で採択されました。

区が実施した多胎児家庭へのアンケートでは、「多胎児の親が必要と感じるサービス」の上位は
1 育児支援(一時預かり)
2 家事支援
3 移動支援(健診等の交通費助成)

本日の保健福祉委員会で、来年度から実施する「多胎児家庭移動経費補助事業」が報告されました。

内 容  健診や予防接種などで外出時のタクシー代を助成する
対象者  3歳未満の多胎児を養育する家庭
助成内容 こども商品券(一世帯当たり 24,000円相当)*多胎児が3歳未満の間は毎年度申請可能
実施時期 2021年4月

なぜ、こども商品券?
今年度、新型コロナウイルス感染防止対策として、タクシー料金の支払いにも使えるこども商品券の配布事業を実施しています。

課題は?
・こども商品券で利用できるタクシー会社が限定される。利用の前に「こども商品券」が使えるか確認が必要。
・この事業にかかる費用は全額東京都の負担ですが、2024年までの期限付き。その後の助成はどうなる?

多胎児家庭への支援は、他にも育児支援ヘルパーファミリーサポートの利用料金の減免を検討しています。
その他の支援事業や申請方法など詳細は、もうしばらくお待ちください。

練馬区では、年間約60組の多胎児が誕生しているとのことです。外出時の移動のことを考えると頭を抱える・・・双子を育てた私にも身に覚えがあり、多胎児支援を訴えてきたので、今回のタクシー代の補助は1歩前進です。
但し、期限付きなので2024年以降どのように支援していくのか。お金の出どころはどうなるのか。注視していかなければと思っています。

そして、子どもたちが健やかに育つように、子育てが楽しいと感じられるように東京都や国にも子育て政策の充実を働きかけます。