練馬の中で買い物難民?安心して暮らせるまちづくりを!

練馬の高齢化率は2014年1月現在21%。5人にひとりが高齢者、という状況です。

 生活者ネットワークは、家族介護が社会問題になる以前から高齢者福祉に取り組んできました。2000年介護保険制度ができてからも、地域で実態調査を続け、3年ごとの見直しには実態に合ったサービスを提供するよう国や都、練馬区に対して要望してきました。

 今、急速に進む高齢化と昔ながらの商店街の衰退により、買い物が困難な、いわゆる「買い物難民」状態の方が、東京に、練馬にいらっしゃることをご存知でしょうか?仕事帰りに駅のスーパーでの買い物、週末のレジャーを兼ねた家族連れのショッピングモール、とは縁のない高齢者にとって、日々の生鮮品の買い物自体が重労働です。まち歩き調査や聞き取り調査をしたところ、小分けになった野菜や魚などの生鮮品だけではなく、一人分の惣菜のニーズが高いことがわかりました。ところが、商店としてはこれではなかなか利益を出すことは難しい。そこで、区内のどの地域でも増えている空き家を活用し、NPOと連携しながらコミュニティショップを練馬区が支援していく仕組みを広げていくことを提案します。買い物だけではなく、ワンコインでランチが食べられたり、お茶を飲むことができれば、情報交換も、地域の顔の見えるつながりもできてきます。

まち歩き前の打ち合わせ

 高齢者のみ世帯とひとり暮らしの方が増加する少子高齢社会では、誰もが安心して暮らしていくためには、生活圏内に必要な機能があること、また気軽に立ち寄り相談できる場所があることが大切と考えます。