立野小学童クラブ、学校応援団ひろば室を見学してきました

 区内には、児童館内、小学校内などに学童クラブが92か所あります。共働きやひとり親家庭などのため放課後保育に欠ける児童を預かる施設です。指導員を配置して、遊びや生活を通じて協力しあい、楽しく生き生きと放課後を過ごすところです。

 一方、学校応援団ひろば事業は、放課後に児童がのびのびと過ごせる遊び場を確保し、子どもたちの成長を支援しています。

 立野地区区民館にあった立野小学童クラブが、今年の4月から小学校の敷地内に新設され移転します。一足早く、内覧会に行ってきました。1Fは学校応援団ひろば室、2Fは学童クラブ室になっています。学童クラブの定員は40名(上限は60名の予定)、ひろば室の定員はありません。どちらも、まだ家具や遊び道具などが入っていないので広く感じられました。

 保育園の待機児が問題になっていますが、地域によっては、学童クラブも待機児童が出ています。定員を増やすだけではなく、保育の質を下げない子どもの育ちを支援するしくみを整備していかなければなりません。待機児童解消のために、学童クラブをなくし全児童対象の放課後対策を打ち出した自治体があります。しかし、落ち着いて宿題ができる環境がなくなったり、児童数が増えたことで指導員の目が行き届かずにケガをしてしまったり、様々問題点が指摘されています。2015年度から本格的に始まる予定の「地域子ども・子育て支援事業」。子どもの最善の利益を優先する視点で取り組むよう、練馬区に求めていきます。