東京の再生可能エネルギー発電所  ~葛西水再生センター見学~

2012年12月27日 11時29分 | カテゴリー: 活動報告, 環境・再生可能エネルギー

水再生センターは、かつて「下水処理場」と呼ばれていましたが、下水を処理してきれいな水によみがえらせ、海や川に放流したり、町の中のせせらぎなどに再利用できるようになったことで、2004年4月に「水再生センター」へと改称されました。現在都内には 23区内に14か所、多摩地域に9か所の水再生センターがあります。

  その中でも、葛西水再生センターは大規模な太陽光発電設備があり、ほかにも小水力発電やNaS(ナトリウム・硫黄)電池を利用して、下水処理に必要な電力に使用しています。

 

 

センターの南側に2種類のソーラーパネルが設置されています。ひとつはJR京葉線の線路に沿って設置された「固定」タイプ。もうひとつは太陽の角度によってパネルが移動する「一軸追尾」タイプです。水処理施設の上に設置されていますが、メンテナンス等の際はパネルを垂直に移動させます。両方合わせて490kWの発電能力、年間発電量は一般家庭の約160世帯分に当たるのです。太陽光パネルは薄膜系モジュールを使用しており、製造過程でのシリコン使用量を従来の1/100に減らしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 NaS電池は電気料金の安い夜間に充電し昼間に利用することで、電力料金の削減を図っています。

 

 

 

 

小水力発電も含め、様々な工夫がされているとはいえ、施設で使用する電力量のほんの数パーセントにしかなりません。いかに下水処理に大量のエネルギーが必要とされているかがわかりました。

 また、現在の発電・蓄電設備を稼働させるためにも電力が必要で、別の方法(たとえばガスを使った)での発電方法も研究中ということでした。

 災害時などの停電時に、これらの再生可能エネルギーを駆使することで、都民の電力使用への影響に少しでも貢献できるのではないか、との説明でした。 

 

 下水処理に無駄なエネルギーを使わないためにも、食器を洗うときには古布で油をふき取るなどのひと手間を惜しまない節約をしていただけたらと考えます。