新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急要望を提出

緊急事態宣言期間が延長される中、新学期が始まりました。
毎日発表される新型コロナ感染患者数は、一時より減少傾向にありますが、保健所や医療機関のひっ迫した状況が改善されるにはまだまだ時間がかかりそうです。

児童生徒の保護者をはじめ、多くの区民の方から寄せられたご意見やご要望をまとめ、インクルーシブな練馬をめざす会として、区長と教育長あてに緊急要望を提出しました。


練馬区長 前川燿男 殿
教育長  堀 和夫 殿

 

新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急要望

2021年9月3日   インクルーシブな練馬をめざす会
やない克子 かとうぎ桜子 きみがき圭子 岩瀬たけし 高口ようこ

新型コロナウイルス感染症の拡大による、自宅療養者の急増、2学期からの小中学校での感染者増加の懸念など、区民の不安はこれまでになく高まっています。
区民の命と暮らしを支えるために、緊急に対策をとってほしいとの思いから、以下、要望いたします。

【医療・保健体制】
・新型コロナウイルス感染症患者の病床を増やすよう、国や都に求めること。
・保健師の負担軽減と迅速な対応のために、保健所の増設、保健師の増員の検討を始めること。

【自宅療養者への支援】
・自宅療養者への支援を迅速、的確かつ丁寧に行うこと。
・病状の急変の心配もあることから、入院できる体制を急ぎ整備すること。
・入院対象を重症者らに限定する現在の原則を撤廃するよう、国に求めること。

【PCR検査の拡充】
・学校、保育園等子ども関連施設、高齢者・介護・障害者等福祉施設の職員に対する定期的なPCR検査を実施すること。
・学校等の公共施設において、周囲で感染者が出ても濃厚接触者にならなかった場合、希望した人がPCR検査を受けられる体制をとること。

【学校への支援】
・新しい施策や、2学期の方針のように大きな対応の変更を行う際は、当事者である児童生徒や保護者の声を丁寧に聞き取り、反映すること。
・小中学校で、登校を控える児童生徒に対し、オンラインでの学習支援・心のケアを手厚く行うこと。
・希望する児童生徒がオンライン授業(ライブ配信)を受けられるよう、体制を整えること。
・多大な業務を担うことになる教員に対し、教育委員会は意見を聞き取り、必要なサポートを行うこと。
・タブレットの5GB迄の通信制限を、オンラインの対応が十分にできるよう変更すること。

【新型コロナウイルスワクチン接種】
・希望する区民が一刻も早くワクチンを接種できるよう、国に働きかけること。
・予約システムの改善をはかり、利用しやすいシステムにすること。

秘書課長に手渡しました