第三回定例区議会が始まりました

9月10日(金)から練馬区議会第三回定例会が始まりました。

初日は区長の所信表明
13日月曜日から3日間は、一般質問です。
私たちの「インクルーシブな練馬をめざす会」からは、14日2番目(13:45ごろ~)にきみがき圭子議員、15日2番目(同)にかとうぎ桜子議員が質問します。
インターネットによるライブ中継や動画配信でぜひ、ご覧ください。

今定例会の日程は、2020年度決算を審議する決算特別委員会と新型コロナウイルス感染症対策として編成された補正予算を審議する予算特別委員会があり、10月15日(金)までの会期(の予定)です。

初めての質問時間の短縮

2020年初めから新型コロナウイルス感染症が拡がり始め、他の自治体議会では一般質問の中止や質問時間の短縮などが見受けられました。
「感染症対策で行政(職員)が大変」という理由ですが、「大変な時」だからこそ、区民の生活が良くなるように事業や予算・決算(税金使い方)をしっかりチェックするのが議員の役割です。
練馬区議会では、アクリル板の設置や議席の間隔を広くとるなど議会運営委員会で諮りながら、議員の発言する権利を制限することになる「時間短縮」することなく運用してきました。

ところが、4回目の緊急事態宣言が延長する中、練馬区議会でも初めて質問時間の短縮が決定したのです。

短縮の対象は、今定例会の決算特別委員会の会派の質疑時間(「持ち時間」と表現)です。

現状の持ち時間は、
「一人持ち時間」4分×会派人数+「会派人数に応じた会派配分時間」です。
たとえば、私たちの会派「インクルーシブな練馬をめざす会(インクル)」は5人会派なので、
4分×5人+3分(ここが人数によって変わる)=23分 となるわけです。

その持ち時間を85%に短縮するという提案です。
なぜ「85%」なのかというと、これまでも、補正予算の質疑時間を予算・決算質疑の85%と取り決めてきたので、それに準ずるという考え方です。

インクルとしては、これまで練馬区議会では、議員の質問する権利を確保してきたのですから時間短縮はすべきではないと考えました。
会派の代表者の話し合いの中では、「極力時間短縮に努める」という提案もありました。
しかし、それではその日によって時間配分が定まらず、換気のための休憩時間の確保が難しいという意見があり、議論を尽くした結果
・収束の見通しが立たない現状を考慮
・感染防止対策として、換気の時間を定期的に確保する
ひとり会派の持ち時間(6分)は短縮しない
今定例会に限る
あくまでも感染防止対策ということを確認し、承諾した次第です。

議会のルールは様々あり、これまでも話し合って変えてきた経緯があります。
最終的には、多数会派の意見が通る結果になりがちですが、これからも合意形成のための議論を尽くしていきたいと思っています。

2020年度決算審議は、年度途中でコロナ対策のための補正予算が何度も編成された事業のチェックです。質問時間を有効に使い、5人の視点でしっかりと質疑し、来年度予算に反映させていきたいと考えています。

決算書や補正予算書、議案書をしっかり読み込みます