それって、政治!井戸端会議

道具は使いこなすことで、より使いやすくなります。
私たちは「政治は生活をよくする道具」と考えています。でも、その道具をうまく使いこなせているでしょうか?

2月11日(議会でバタバタしている間にあっという間に約1か月)、練馬・生活者ネットワークは「それって政治!井戸端会議」を開催しました。

「これって、どーなの?何とかならないの?」
「何となく将来が不安なんだけど・・・」
「こんなこと考えるの、私だけかしら・・・?」
日常の暮らしや、地域、世界情勢など私たちを取り巻く社会や生活で疑問や不安に感じることや
おかしいと思っても、言いづらい雰囲気が蔓延していると感じたことはありませんか。

言いたい、伝えたい「そんな」「こんな」を井戸端会議のようにおしゃべりする場にしたいと企画した「それって政治!井戸端会議」。
そうはいっても、限られた時間に参加者全員の話を共有するのは難しい。そこで、「子ども」「福祉」「環境」「何でも」と4グループに分け、参加者には好きなテーマのテーブルに付いてもらうことにしました。

23区のなかで唯一練馬区だけがつくらないと言っている「児童相談所」、保育園や学童クラブの待機児童、年金、介護、住まい、海洋プラスチック汚染、エネルギー、買い物難民、バリアフリーのまち、種子法、外環道や外環の2など都市計画道路、石神井公園駅周辺再開発・・・など多岐にわたり意見がでました。

私は、環境グループを担当。
口火を切った方が、 光が丘の高齢者の買い物事情について発言。
それは、福祉グループの方が良かったかな、とも思ったのですが・・・。

1980年代に住宅地と都立公園、ショッピングモールが完成した光が丘地区。歩行者の安全面にも配慮し多くの集合住宅から車の通行を避けて学校や駅まで通じる「歩車分離」の造りになっています。また、住宅と商業地域を分離し、店舗は駅周辺の地域の中心部1か所に集められています。
ところが、40年近く経過した現在、歩道橋や滑りづらい舗装、閑静な住宅地域など、住民にとってやさしいまちづくりのはずがシルバーカー頼りに買い物せざるを得ない高齢者にとってはとても住みづらい状況になっています。
まさしく、高齢者福祉の問題です。
まちづくりや環境整備の視点でみなさんと討議しました。
光が丘の歴史を知る方は「人気のある駅に近い場所は分譲の集合住宅を、離れた場所に低家賃で入居できる都営住宅を配置したことも買い物難民が生じる原因だ」と。
都営住宅には年金で暮らすなど所得の少ない高齢者が多く暮らしている実態があります。

その光が丘団地では、3月からコンビニエンスストアの移動販売が始まります。それに合わせて、団地内の集会室で「出張型街かどケアカフェ」を開催し、介護予防事業に取り組む計画になっています。そんな情報も共有することができました。

これからもみなさんからのご意見やご要望を聞いて、課題解決に向けて活動していきます。

右から、練馬・生活者ネットワーク政策委員のすどうのぶえ、区議会議員のきみがき圭子、やない克子