誰もが「わかる」言葉で説明する配慮を ~外環大泉JC工事説明~

 ミセコウ、切り回し・・・聞きなれない言葉が頻発された、外環大泉ジャンクション部の工事内容説明会。ミセコウ=未施工、漢字を見れば理解できますが、立て板に水の説明を聞き瞬時に理解することは難しいと感じました。「切り回し(廻し)」とは迂回させることだそうです。「説明」というのなら、わかりやすい言葉を使うのがまずは大前提ではないでしょうか。

 およそ3年間、目白通りを挟んでかなり広い範囲で行われる複数の工事について、国・NEXCO東日本・施工業者からの説明が約1時間ありました。その後の質疑応答は実質30分程度。これまで説明会の都度、時間設定や質疑応答の仕方を工夫するように求めてきましたが、今回も質疑の途中で打ち切られてしまいました。工事用車両が地域の交通や通学路の安全確保に与える影響、工事期間中の騒音・振動や大気汚染など住環境への影響などを考えれば、相当数の質問が出ることを予測して設定するべきです。少なくとも、会場からの質問にはその場ですべて答えるべきで、このようなことが繰り返されれば、住民の不信感はつのるばかりではないでしょうか。

 今回の工事に関する問い合わせ先が示されていましたが、「工事の種類によって、国、NEXCO東日本とそれぞれの事業者に問い合わせてほしい」という始末です。地域にとっては「『外環』の工事」以外の何物でもありません。今回の複数の工事を経て、約2年後からシールドマシンによる外環本線の掘削が始まる計画です。工事に対する苦情や心配事があるとき、相談があるときなど練馬区が責任をもって受け止める窓口が必要です。機会あるごとに、住民の側に立った区の対応を求めていきます。