中心市街地のにぎわいの創出、どう生かされる? 視察報告①

2015年11月12日 16時33分 | カテゴリー: 活動報告

 
 2006年に施行された「中心市街地活性化法」にもとづいて、中心市街地のにぎわいと快適な生活空間の創出を目的にとしたまちづくりの取り組みを視察するために、10月22日(木)環境まちづくり委員会で沖縄市を訪れました。
 
 嘉手納基地の門前町として栄えたコザ市。1974年に、コザ市と美里村との合併で沖縄市となりました。今でも米軍基地が市の36%を占めています。英文字表記の看板が立ち並び、おそらく米軍人であろう外国人の姿が多く、独特の雰囲気がありました。一方、超来グスク跡公園やエイサーなど琉球文化や沖縄の伝統芸能が受け継がれている地域でもあり、「オキナワンロック」を代表とする、異国文化との融合がコザの魅力ともいえます。
 
 沖縄市の人口は増加する一方、中心市街地は減少傾向にあります。また、郊外の大型ショッピングモールの建設など商環境の変化や消費者ニーズの多様化によって、中心市街地の活力が低下していて、

「活性化事業」を活用し、アーケードを改修し明るくなったものの、シャッターが続く・・・

大規模なアーケード街はほとんどシャッターが閉まっている現状です。
 2010年に「沖縄市中心市街地活性化基本計画」を策定し、「コザらしい生活ができるまち~商店街から交流街へ」をテーマに、音楽・芸能など、豊富な地域資源を積極的に活用し、商業の活性化をはじめ、住環境と都市機能の向上で暮らしやすくにぎわいのあるまちづくりに取り組んでいます。民間が実施主体となっている事業を含めて、82事業をすすめていますが、「活性化事業」が経済活性化につながっていると実感するまでには至っていないとのことです。
 
 「中心市街地活性化法」は少子高齢化、消費生活等の状況変化に対応して、中心市街地における都市機能の増進および経済活力の向上を、総合的かつ一体的に推進することを目的にしています。かつて、郊外に住宅を構え、車で大型ショッピングモールで買い物するライフスタイルによって、斜陽 した市街地の経済を活性化させることと、車中心の社会から公共交通の整備で高齢化社会に対応するための政策と考えられます。これまでに認定された基本計画は、128市180計画。都内や近郊にも事例があります。果たして、沖縄市の事例が練馬区にどのように生かされていくのか。今後の取り組みに注視していきます。 

アーケード内のマンホール