「私らしく地域で働く」ワーカーズ・コレクティブ夏祭り
働くみんなでお金を出資して、事業を立ち上げ、みんなで話し合いながら経営していく「協同労働」。
7月21日(日)、お弁当配食、お掃除、在宅介護サービス、パン屋、子育てなど、地域で協同労働の理念で運営する様々な団体が、練馬区立区民・産業プラザ ココネリホールに集まり、「ワーカーズ・コレクティブ夏祭り」が開催されました。
2022年10月に労働者協同組合法が施行され、「労働者協同組合」という法人格ができましたが、まだまだ認知度が低いことが課題です。たとえば、法人の口座を開設する際に、金融機関の担当者が法改正を知らず、法人格の説明をするのに時間がかかり、一苦労したという状況があったそうです。
私自身も議員になる前は、「雇われない働き方」と「民主的な事業運営」に魅力を感じて、協同労働の理念で運営する仕事についていました。
夏祭りでは、生活者ネットワークの福祉部会が秋に企画している、協同労働の学習会について意見交換したり、地域で働く仲間たちと情報交換。また、地域の課題の相談を受けるなど、とても充実した時間を過ごしました。
一つひとつの事業規模は決して大きくはなく、ワーカーズの中には様々な苦労をしながら経営している団体も少なくありません。特に、介護関係の事業は介護保険制度の改正の度に影響を受けていると聞いています。
しかし、性別、年齢、ライフスタイル、働き難さを抱えているなど、違いを理解し認め合う働き方は、今後ますますニーズが高まっていくのではないでしょうか。
地域に、暮らしに必要な機能を仕事として起こし、話し合いながら事業運営する働き方がもっとメジャーになり、仕事の選択肢となるよう、私も取り組んでいきたいと思っています。