妊婦超音波検査費用の助成が拡充
国が示す妊婦検診の実施基準によると、超音波検査は、下記の通り4回が望ましいとされています。
妊娠23週までの間に2回
妊娠24週から35週までの間に1回
妊娠36週以降に1回
但し、保険診療ではないため、1回の検査料は5,000円~8,000円程度かかるようです。
これまで区は、区民負担の軽減を目的に1回分の費用を助成してきました。
2023年度から3回分の費用助成が新たに予算化され、合計4回分の検査費用が助成されます。
里帰り出産も対象になります。
詳しくは区のホームページをご覧ください。「令和5年度から妊婦超音波検査の助成回数が増えます」
対象は、2023年4月1日以降に妊娠届を提出した妊婦さん。
3月7日の保健福祉委員会で、この事業について質疑しました。
3月中に妊娠届を提出に来た方には、費用助成の拡充が4月以降であることを説明しているとのことです。
妊娠に気づく時期は、一人ひとり違います。早い人だと、受精卵が着床する妊娠3週頃に気づく人もいれば、妊娠4~5ヶ月まで気づかなかったという人もいるといわれています。場合によっては、妊娠中期に入ってから妊娠届を提出というケースも十分考えられます。
予算に基づく事業であるため、開始時期など制約があることは理解できます。しかし、4月まで1か月弱なのですから、その間の届け出にも対応するなど柔軟な運用を区独自で検討すべきではないかと要望しました。残念ながら区は「助成金の制度を丁寧に説明し、届け出の時期はご自身の判断にゆだねる」という答弁に留まりました。
引き続き、安心して妊娠、出産、育児ができるよう、支援の拡充を求めていきます。