公設喫煙所について~一般質問より~
他人のたばこの煙やにおいは、喫煙者でも不快に感じる人がいると聞きますが、タバコを吸わない人にとっては迷惑以外の何物でもありません。
「屋外での喫煙は禁止にすべき。受動喫煙防止の観点からも何とかならないのか」
「屋外の喫煙所をなくしてほしい」という相談や苦情が多数寄せられています。
区内には4駅5か所に公設喫煙所が設置されています。
大泉学園駅北口の喫煙所は線路を隔ててホームの目の前にあり、北風の時期は電車を待っている人々は否応なく煙やにおいに晒される状況で、特に撤去を求める声が多いと感じます。
廃止された公設喫煙所の状況は?
公設喫煙所は、歩行喫煙やたばこのポイ捨てをなくすための対策として、かつては9か所に設置されていました。区民からの苦情が多い場所や、東京都受動喫煙防止条例に則った改修ができない喫煙所は廃止になり、現在利用できるの5か所。
一般質問では、公設喫煙所の有無とポイ捨ての吸い殻の量との関係、つまり、喫煙所がなければポイ捨ては増えるのか、また、歩行喫煙する人は増えるのか、区としてどのように認識しているのか質問しました。
ところが、区は、
「コロナ禍で公設喫煙所を一時閉鎖した際、周辺でポイ捨てされた吸い殻の量が通常の約2倍になった。公設喫煙所には、歩行喫煙や吸い殻の散乱を抑止する一定の効果がある」と、質問に対して正面から答えませんでした。
「喫煙者、非喫煙者が双方の立場を尊重できる社会の構築に努める」と、あくまでも公設喫煙所が必要であるとの考えです。
煙草店の店頭の私設の喫煙所についても、苦情が寄せられています。
望まない受動喫煙防止対策として喫煙所廃止か、設置するのであれば煙が漏れないような構造にすべきと考えます(設置にあたっての費用や建築に関する法令順守など課題は多い)。
引き続き、受動喫煙防止対策を求めていきます。