風水害に備えて「東京マイ・タイムライン」をつくろう
「防災」というと「地震への備え」を思い浮かべる人が多いのではないかと思いますが、気候変動に伴う大型の台風や集中豪雨による河川の氾濫などの風水害に対する災害対策も必要です。
気象観測技術が向上したことで雨や風はかなり正確に予測できるようになりました。風水害は発生する前に準備することができるのが、いつ起こるかわからない地震との大きな違いです。
地震は起きてから避難しますが、被害を最小限するために事前に避難する(できる、しなければならない)のが風水害。
東京マイ・タイムラインは、台風、長引く大雨、急な豪雨などの風水害に対する準備をするものです。
住んでいるところの地形や乳幼児や高齢、障害など避難に配慮が必要な家族の状況など、各自、各家庭に応じた避難計画が「マイ・タイムライン」です。
「私もマイ・タイムラインを作らないと」と思いながら、ついつい先延ばしの毎日。きっと同じような人は多いはずと考え、防災学習センターの職員を講師に迎え「私の『マイ・タイムライン』をつくって風水害に備えよう」という企画を開催しました。
水害ハザードマップと土砂災害ハザードマップで参加者の住まいの地形や練馬区の状況を確認しながら、作業を進めていきました。
参加者の声
・地震の時の避難所(避難拠点)と風水害の避難所が違うことがわかった(それがわかっただけでも大きな成果です)
・東京マイ・タイムライン、確か子どもが学校で配られて家のどこかにあるはず・・・(あらあら、家族で開いてみてくださいね)
・ひとりでは作る気にならなかった(私もです)
他にも、災害時のトイレの使い方や非常用トイレの必要数、過去の練馬区内の災害状況や現在の防災設備など様々な疑問が解消できたのではないかと思います。
防災学習センターでは、センターでの各種学習メニューやご希望に応じた出前講座があります。
なんと、5月28日(土)に「マイ・タイムラインを作って風水害に備えよう」という企画があるそうです。
お問い合わせは防災学習センター(電話:5997-6471 FAX:5997-6472)へ
練馬・生活者ネットワークでもご相談に応じますので、お気軽にお問い合わせください。