区長選、現職が3期目に

17日投票日の区長選挙の結果が出ました。
投票率は31.94%。前回(2018年)の31.38%を0.56ポイント上回ったというものの、低投票率であることは変わらず、3人のうち2人は投票しなかったということが非常に残念です。
政治に無関心でも、私たちの生活は政治に大きく影響されます。
投票率を上げる取り組みもありましたが、功を奏したとは言えません。選挙制度(投票方法)自体の見直しも必要ではないでしょうか。

現職の前川あきお氏 95540票
新人の吉田健一氏  93397票

前川区政の3期目がスタートすることになりました。

練馬区立美術館とその周辺を一体的に建て替える美術館再整備構想や区立谷原保育園の突然の閉園など、私たちが問題だと考えていることは、計画通りに進む方向に動き出すことになるでしょう。

住民合意のないまま進められている都市計画道路やまちづくりも見直されることなく進められるのかと思うと、暗澹たる気持ちです。
特に、練馬側から掘進しているシールドマシンが破損し掘削工事が再停止した東京外環道は、施工技術など事業者にこのまま事業遂行を任せられるのかという問題だと考えます。住民の暮らしに与える影響は大きく、これまでのように事業者任せの姿勢で良いはずがありません。

接戦だったということ、前回の得票数から約6000票少なかったことは、現職への批判があると認識して区民の意見を丁寧に聴く区政、議会対応へとあらためてほしいと思います。

生活は政治。政治は生活を良くする道具。
私たちも引き続き、生活に根差した政策提案に努めます。

練馬区長選挙の開票結果
練馬区議会議員補欠選挙の開票結果
区長選・区議補選の投票結果

また、今回の選挙では投票用紙の誤交付が判明しました。受付の事務マニュアル通りに手続きしていなかったことが原因です。人的ミスが起きてしまったのか、(日頃からの)職員体制など課題の検証が必要ではないかと思います。