区立施設の浴室、どう考える?

新型コロナ感染症の拡大防止のため休止している、敬老館や地区区民館などの浴室について区は、「休止前の利用状況、再開の際に生じる修繕費、再開後の運営費等を考慮しながら今後のあり方を検討」すると考え方を示しています。

新年度早々に策定された「練馬区公共施設等総合管理計画(2022年度・2023年度)」では、3か所の敬老館(栄町・中村・高野台)が街かどケアカフェと地域包括支援センターに機能転換する計画が示されています。
敬老館の機能転換計画の際に必ず出てくるのは「入浴施設をなくさないで」という意見です。感染症拡大を経て区立施設の浴室の利用についての区民の意識や利用者数に変化が生じるか、まだわかりませんが、一人で入浴することの不安やお風呂掃除などの負担の声が寄せられているのも事実です。

区は、ひとり暮らし高齢者入浴証を支給していますが、申請者は年間約4000人。公衆浴場は減少していることもあり、代替策とは言い難い状況です。
区立施設の浴室について、ぜひ、みなさんのご意見をお寄せください。

暮らしの不安、困りごとは地域包括支援センターに相談を

入浴の不安を訴える人の中には、実は介護が必要な状況だったというケースもあるとのこと。地域包括支援センターの一人暮らし・高齢者のみ世帯への訪問支援事業から要介護認定につながる事例もあります。地域包括支援センターの役割は、高齢者の暮らしの不安を受け止め支援につなげること。気軽にご相談ください。