西武新宿線東村山駅高架化事業を視察

工事のイメージや工事途中の駅舎や駅周辺の様子などを把握するため、11月24日(水)に「西武新宿線、国分寺線及び西武園線(東村山駅付近)連続立体交差事業」を交通対策等特別委員会で視察しました。
工事ヤード内の事務所で、線路の掛け替えなど、終電から始発までの限られた時間内でたくさんの職員が関わっている記録映像を見せていただき、あらためて大規模な工事になることを認識したところです。

鉄道を高架化にする場合、日影等の住環境に与える影響を緩和することを目的とした側道を作る必要があります。
東村山駅周辺は線路が南北に通っているため、側道を作る面積は「井荻駅~西武柳沢駅間」と比較すると少ないとのことです。
それでも、未買収の土地が2件(113件中)あり、2014年~2024年の10年間の工事予定期間が少し伸びるのではないかとのことでした。

東京都は、11月26日付けで西武新宿線(井荻駅~西武柳沢駅間)連続立体交差化や武蔵関駅交通広場など、立体交差化事業に関する事業を都市計画決定しました。
今後、2022~2023年度頃に事業認可取得、その後工事に着手を計画しています。工事予定期間は約15年と見込まれています。

鉄道の立体交差化は、踏切が除却されることで事故の心配がなくなり、交通渋滞の解消が期待されます。
一方で、計画予定地の権利者や住民にとっては「ある日突然、計画が示される」ことになるので、十分な合意形成が必要です。

地域の方の不安や疑問にていねいに対応することを求めていきます。

現在のホームから高架のホームを見上げている写真

駅の東側には志村けんさんの銅像が