3.11から10年 地震の国に原発はNO!
東日本大震災に伴って、東京電力福島第一原発事故が発生してまる10年が経過しました。
福島県外に避難している方は、3万人以上とも言われています。
練馬区に避難されている方の現在の登録は70世帯以上、約160名であることが、練馬区議会第1回定例会のきみがき圭子の一般質問で明らかになりました。
つい、先日も大きな地震がありましたが、大きな揺れを感じると同時に「原発は大丈夫だろうか」と頭によぎるのは私だけではないはずです。
今年に入ってから震度5以上を観測した地震が既に3回ありました。
発生時刻 | 震源地 | マグニチュード | 最大震度 |
2月23日 23時頃 | 福島県沖 | M7.3 | 6強 |
3月15日 深夜0時頃 | 和歌山県北部 | M4.6 | 5弱 |
3月20日 18時頃 | 宮城県沖 牡鹿半島の北東20㎞付近 |
M6.9 | 5強 |
東電福島原発は第一も第二も廃炉が決定しているけれど、事故を起こした第一原発の1~3号機の燃料デブリの取り出し作業さえ見通しが立たず、周囲への環境汚染の心配がない状態になるまで何十年かかるか未確定のままです。
さらに、これまで稼働してきた54基分の放射性廃棄物の最終処分の方法すら決まっていません。
国のエネルギー基本計画は、相変わらず原子力発電をベースロード電源にするというものです。
しかも、脱炭素社会を理由に「原発はクリーンなエネルギー」と再稼働を加速させる姿勢です。
ひとたび原発事故が起きれば取り返しがつかないことを私たち思い知ったはずです。
現在、国は、エネルギー基本計画の見直しを検討する議論を開始しているとのこと。また、今後のエネルギー政策の検討に当たっては、できる限り幅広い国民からの意見を募集すると「意見箱」を設置しています。
原発はいらない、再生可能エネルギーの普及など、みなさんの考えを出してみませんか。
終わりのない原子力災害
練馬・生活者ネットワーク環境部会の3月の部会で「終わりのない原子力災害~3.11東日本大震災から10年」のDVDを鑑賞し、自治体で脱原発の政策提案に取り組む重要性をあらためて共有しました。
福島で発電していた電気は、関東の住民が利用していたのです。とりわけ、電力の大消費地である東京都民は、エネルギー政策に関心を寄せる意義と責任があると感じています。
いっしょに鑑賞会を開きませんか。ご希望の方は、お問い合わせからご連絡ください。
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