「性犯罪に関する刑法規定の見直しを求める意見書」全会派一致で、可決!!

2017年施行の110年ぶりの刑法改正は、性犯罪について「強姦罪」の「強制性交等罪」への変更など画期的と評価される一方で、「強制性交等罪」の成立要件として「暴行・脅迫」「抗拒不能の状態であること」という条件が厳しく、被害者に過度な負担を強いる現状があります。
たとえば、父親から娘への継続した性虐待に対して、無罪判決が出るなど、許しがたい状況です。
他にも、性交同意年齢が13歳と低年齢であるため引き上げを求めることなど多くの課題があります。

性犯罪についての刑法のさらなる改正を求める意見書は、複数の自治体から提出されていて、生活者ネットも、被害者の立場に立った刑法既定の見直しを求める意見書を練馬区議会から提出したいと考え、前定例会からはたらきかけてきました。

同じ考えの議員と連携して、男女共同参画課の協力を得てSARC東京の理事長と都の被害者支援連携担当課長を講師に学習会を開催したり、私たちが必要と考える項目を記した意見書案の説明に各会派を訪ね、理解と賛同を求めました。

練馬区議会は、原則、全会派の考えが一致しないと意見書は出せないため、当初記していた項目を一部削除せざるを得なかったことは残念ですが、意見書が可決されたことは本当に良かったと思います。

性犯罪に関する刑法規定の見直しを求める意見書」はこちらをご覧ください。