結局、計画ありきか?石神井公園駅前再開発事業

一部の権利者を除外した形で計画が進められてきた石神井公園駅南口西地区市街地再開発事業。
今月15,16日に当該地区の事業計画の素案説明会が開催されることになりました。

石神井公園駅西口改札から石神井公園に向かうところに、100m以上の高いビルと16m幅の道路(補助232号線)を建設する計画に、景観やビル風、通行車両の増大を懸念し、計画の見直しを求める声が多数寄せられています。

さらには、
このビルのマンション部分が将来、空き室になるのではないか
人口減少に伴って車だって少なくなるはずなのに、巨額の税金を投入することが適切なのか
など、将来にわたる影響を指摘する声もあります。

区では、2016年度から2018年度にかけて複数回にわたる検討状況報告会の開催をはじめ、補助132号線沿道や無電柱化に伴う商店街通りの街並み整備のために地域での話し合いを重ねてきたと説明しています。
しかし、今回の再開発事業素案は、2014年に設立された再開発準備組合が当初発表した計画予想図から何ら検討の跡が見られず、住民合意も図れていません。
権利者が様々な事情を抱えているからこそ、計画ありきではなく見直しを含めて検討すべきと考えます。

今回の説明会の開催時間は1時間30分。
これまで開催された検討状況報告会では、質疑の時間が足りずに十分な回答をしないまま強引に打ち切った経緯があります。時間内に納まらないことは容易に想像できるにもかかわらず、この時間設定は区の誠意が感じられません。
「時間が来たので、あとは文書で意見や質問を出して」とこれまでと同じやり方を押し通すつもりなのでしょうか。

ぜひ、説明会にご参加いただき、区の説明と住民の意見を聞いてください。

石神井公園駅南口西地区第一種市街地再開発事業等に関する素案説明会

【日時】(両日ともに説明内容は同じです)
12月15日(日)19:00~20:30(開場18:30)
12月16日(月)19:00~20:30(開場18:30)

【会場】
石神井公園区民交流センター展示室兼集会室(ピアレスA棟2階)
練馬区石神井町2-14-1