地震列島に原発はありえない
4月14日に発生した熊本地震は、今も頻繁に余震が続いています。今回の地震が鹿児島県の九州電力川内原発に与える影響を懸念し、多くの市民が稼働停止を要望しています。5年前の福島第一原発事故のそもそもの原因も地震でした。ひとたび事故が起きれば甚大な被害を免れないことは、福島第一原発事故で明らかです。地震がいつ、どこで発生するか予測することができないのですから、川内原発は即刻運転を停止するべきです。
今回の地震で、改めて無数の活断層があることを認識しました。九州には川内原発の他に、佐賀県の玄海原発への影響も懸念されます。さらには、今年7月下旬の再稼働をめざす四国電力伊方原発3号機、現在建設計画中の中国電力上関原発の近くには、日本最大の断層である中央構造線があります。福島第一原発が無かったかのように進められる、原発をベースロード電源とする国のエネルギー政策そのものを転換し、再生可能エネルギー社会への実現を急ぐべきだと考えます。今ある原発すべての廃炉への道筋を示すことと、計画段階にある原発の白紙撤回を求めていきます。
豊かな資源を誇る瀬戸内海でも、特に「豊饒の海」「奇跡の海」と呼ばれている山口県上関町田ノ浦に原発計画が持ち上がって34年。3.11を経てもなお、中国電力は建設計画をあきらめていません。田ノ浦の対岸の祝島では、毎週月曜日の「上関原発反対デモ」が30年以上続いています。首都圏でも、上関原発計画に反対する市民が「上関原発どうするの?~瀬戸内の自然を守るために~(略称:上関どうするネット)」を立ち上げ、毎年イベントを企画しています。今年は5月14日土曜日です。ぜひ、ご参加ください。
ゲスト:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)、清水敏保さん(「上関原発を建てさせない祝島島民の会」代表、上関町議会議員)
日 時:5月14日(土)13:30~16:00(会場13:00)終了後パレードに出発
会 場:東京ウィメンズプラザ(渋谷区神宮前5-53-67)
参加費:1,000円
要予約:①FAX 03-3357-3801 ②web予約フォーム http://goo.gl/ctYe2G