「地震だ!」我が家の備蓄を点検しよう。~震災総合訓練~

1月26日、練馬区全域で震災総合訓練が行われ、地域の避難拠点2か所、医療救護所、給水所を見学してきました。いざという時のために、知っておく必要があるからです。

今回訪れた2か所の避難拠点のうち、避難拠点運営連絡会のかかわり方が活発な拠点では、東日本大震災の教訓から通常の備蓄品のほかに帰宅困難者への対応としてタオルを準備していました。

   

防災用のマンホールトイレは拠点によって設置できる数が違います。また設置場所も体育館の裏側であるなど、防犯上の配慮、例えば女性や子どもはひとりで行かないなど工夫する必要があると痛感しました。

医療救護所では、保冷が必要な医薬品は備蓄倉庫内の冷蔵庫で保管されています。

 

関公園にある給水所のポンプは非常時には発電機が作動し、備蓄の軽油により15時間連続で稼働でき、その間に軽油を確保して、動かす仕組みになっていると説明を受けました。

避難拠点に設置されている防災井戸が、部品の劣化によって使用不可能になっていることがわかりました。植木の水まきなどに通常に使用することで不具合も見つかり、非常時にも役に立ちます。煮炊き用のバーナーや防災トイレなどの器材も定期的に使用することがメンテナンスにつながると説明を受けました。町会の行事などで使用することで地域の方にもその存在がわかります。

今回の訓練で現れた問題点を今後の防災計画に生かしていくことが必要です。

 

 

阪神淡路大震災から18年、東日本大震災から約2年が経ちますが、防災意識が薄れてきているのではないかと危惧しています。今回の防災訓練は、区報と区のホームページで広報されましたが、はたらきかけが弱く、参加者がどのくらいいたのか疑問です。多くの住民の方が参加することで新たな気づきも生まれます。地域防災計画を実効性のあるものにするために、防災意識を高めていくために、知らせ方の工夫や定例化して定着させていくなど工夫が必要です。