新たな道へ ~私の決意~

 

 結婚後、家族に安全な食べ物を食べてもらいたい、生活クラブ生協に加入し、組合員として活動を続けるうちに、政治は生活道具という生活者ネットワークの活動にも参加しました。その後、ワーカーズコレクティブという新しい働き方を選択し、生協の配送ワーカズで、12年間働いてきました。

 この間、日本でも経済格差の拡大や雇用の不安定などによる貧困問題は深刻化し、未だに改善の兆しも見られません。生活困窮者の急増は現役世代にも及び、働きたくても働けない若者が増えています。生活サポートを都区の連携で進めるとともに、地域に多様な働く場をつくることで、自立したくてもできずにいる若者の就労支援を実体化していきます。

 一方、昨年3月の大震災、そして同時に起きた原発事故に、私は大きな衝撃を受けました。今こそ、自分の意思を示さなければと。

 昨年12月に始まった原発都民投票の活動に賛同し、初めて都議会の傍聴にも行きました。都民の声を無視した都知事の答弁と不誠実な議会のあり様を目の当たりにし、憤りさえ感じました。一人の有権者として、自らその「議会」の存在意義を問い直し、議会にしかできない機能を最大限に発揮するために「議会改革」の必要性を感じ、直接政治の活動に関わりたいと新たな道を選択しました。