羽田新ルートの中止を求める署名開始
「東京オリンピック・パラリンピックで増加する訪日客に対応するため」を必要性の柱に進められてきた羽田新ルート。
現在、新型コロナウィルスによる感染症の拡大が世界的に加速している中、来日への不安や入国制限などで訪日外国人が激減しており、欠航も相次いでいるにもかかわらず予定通り3月29日から運用が始まりました。報道では、羽田発着の国際線の8割が欠航、定員200名以上のところ乗客30数名というケースもあったとのことです。
オリンピックの延期が決定し、当初の必要性が先延ばしになったにもかかわらず、落下物や大気汚染、騒音など住民の住環境の悪化を懸念し、見直しを求めてきた住民無視して予定通りに運用する国の姿勢を容認するわけにはいきません。
初日は、都内でも雪が降り、南風の運用はありませんでしたが、都心上空を低空飛行で縦断するルートの運用は時間の問題です。
新ルートに関わる自治体の市民団体は、それぞれの地域で新ルートに反対するアピール行動を2月ごろから企画していましたが、新型コロナウィルス感染症対策に配慮して断念せざるを得ませんでした。
しかし、「運用開始になったからと言ってこのまま黙っているわけにはいかない」と、自治体を超えて住民が連携して、国土交通大臣あてに新ルートの中止を求める署名活動に取り組みます。
本来であれば、街頭などでアピールしながら広く呼び掛け、署名のご協力をお願いしたいところですが、残念ながらそれがかなわない状況です。
署名にご協力いただける方は、このホームページの「お問い合わせ」からご連絡ください。
どうぞよろしくお願いします。