練馬区人権セミナーに参加

練馬区では毎年、年に2~4回人権セミナーを実施しています。
今年も上半期の2回の企画が開催されました。

5月15日の1回目は同和問題(部落差別)。講師は中央大学教授の池田賢市さん。(この会の報告は山﨑まりものブログをご覧ください)
5月22日の2回目のテーマは「北朝鮮による拉致問題」。
私が区の人権セミナーに注目して10年以上(議員になってから)になりますが、この間拉致問題に関するセミナーはなかったと思います。

人権セミナーを主催する練馬区人権・男女共同参画課に取り上げるテーマの基準について確認しました。

東京都は「東京都の人権課題」として17の項目をあげています
1女性の人権 2子どもの人権 3高齢者の人権 4障害者の人権 5同和問題(部落差別)6アイヌの人々の人権 7外国人の人権 8HIV感染者・ハンセン病患者・新型コロナウイルス感染者等の人権 9犯罪被害者やその家族の人権 10インターネットによる人権侵害 11北朝鮮による拉致問題 12災害に伴う人権問題 13ハラスメント 14性自任 15性的指向 16路上生活者の人権 17様々な人権課題

練馬区としては、この17項目を対象に人権セミナーを企画しているとのことでした。
今回、初めて東京都の17の人権課題を認識しました。この中では、たとえばアイヌの人々の人権についての講座は区としてまだ開催していないとのことでした。
生活者ネットワークとしては、「子どもの人権」「子どもの権利」は大人こそ学ぶべきと考えていますので、ぜひ、人権セミナーで取り上げてほしいと思います。

さて、今回の拉致問題について
講師は、特定失踪者問題調査会(以下、調査会) 幹事長の村尾建兒さん。

2002年に5人の拉致被害者が24年ぶりに帰国したニュースを覚えておられる方は多い(ある年齢以上の方々は)と思います。
村尾さん自身もこの報道をきっかけに拉致問題について初めて関心を持ったとのことです。

「特定失踪者」とは北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者を指す言葉です。特定失踪者問題調査会はその特定失踪者について調査し、救出を目指す民間団体です。
日本政府は、帰国した5人を含む17人を北朝鮮による拉致被害者として認定していますが、それよりはるかに多い人々が調査会のリストにあげられているそうです。

拉致問題は到底許されざる人権侵害、犯罪です。
しかし、私がセミナーを受講し最も強く感じたのは、拉致問題に対する日本政府が取り組む姿勢、すなわち拉致被害者の人権を軽視した政府の姿勢です。
それは、長い間被害者に対して国の責任を認めてこなかった公害問題にも通じるものだと感じました。

国家を優先して国民の人権をないがしろにしている現政権への批判だと受け止めた人権セミナーでした。