3・11を忘れない
東日本大震災、福島第一原発事故から丸3年が経ってしまいました。いまだに27万人の方が避難生活をおくっています。そのうち13万人が福島の方です。
「地震と津波だけならなんとかできただろうが、放射能のことはどうすることもできない。原発さえなければ・・・」
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う「原発関連死」は少なくとも1400人以上と報道されています。この1年間で約250人増えており、避難の長期化が被害を継続させています。家族離散や慣れない土地での生活、仕事の喪失などによる健康被害は報道されている以上だと思います。首都圏で使う電気のために福島に原子力発電所がつくられたこと、日本全国に54基もの原発があることを、2011.3.11をきっかけに多くの市民が知りました。沈黙は容認と同じです。エネルギー大量消費地である首都圏に住む私たちには、これ以上の被害を出さない社会をつくる責任があるのではないでしょうか。
3.11以降、各地で反原発・脱原発の抗議行動が続いています。3月9日(日)「さよなら原発ねりまパレード」に参加しました。桜台から練馬の平成つつじ公園まで約150人が思い思いの脱原発のメッセージを掲げ歩きました。私たちは「戦争はしない、原発はいらない」の横断幕を持って歩きました。その後、日比谷、国会議事堂周辺への「0309原発ゼロ 大統一行動」につなげていきました。国民の約7割が「原発ゼロ」を願っているにもかかわらず、安倍政権は原発の再稼働や新規建設を進めようとしています。
3.11以前、3月は私にとって、8月と同じように平和を強く意識する季節でした。繰り返し聞いて育った父の「東京大空襲」の体験談や関連の報道やドラマがあったからです。最大の人権侵害、自然破壊をもたらす戦争と原発。同じ過ちを二度と繰り返してはなりません。沈黙は容認と同じです。「戦争はしない!原発はいらない!」と声を上げ続けていきましょう。