学用品の公費負担が拡大~予算特別委員会より~
世界と比べると、日本は個人で学校に持って行くものが多すぎると言われています。
「兄弟の人数分の算数セットが家にある」「入学時に全員購入なのに、使うのは一時だけ」「学校でSDGsを習っているのに、もったいない」という保護者の声を伺い、学校備品として購入することを求めてきました。
2025年度予算に「学用品等の公費負担を拡大」するとして、1億5977万5千円が計上されました。
今年度中に「公費で負担すべき学用品に関するガイドライン」を策定し、公費で購入する小中学校の学用品を拡大するとのことです。彫刻刀やそろばん、体育祭の時の鉢巻きなどが例としてあげられました。
また、小学校5、6年生の社会科見学のバス代等の経費も公費負担になり、保護者負担が軽減されます。
現在、3、4年生の社会科見学は公費で負担していましたが、5、6年生は学校判断となっていました。また、当日の参加児童数で頭割りする事例もあり、生徒数によって保護者の負担額が変わる現状がありました。
今回の財源は、東京都や国からの補助はなく、練馬区独自の取り組みです。
自治体から施策を進めて義務教育の無償化がさらに拡充されるよう国への働きかけを要望しました。