熱中症対策グッズの備蓄も推奨~総合水防訓練の見学報告~
5月18日(土)、都立城北中央公園都民の森で開催された練馬区総合水防訓練を見学しました。
近年、突発的なゲリラ豪雨や台風などによって、練馬区内でも浸水被害が出ています。練馬区では、水害に備え、区や消防署、ライフライン機関や協定事業者などの関係機関、町会や区民防災組織をはじめとする地域の方々などが協力して、毎年水害のシーズンを迎える前に訓練を行っています。
石神井台2丁目付近の石神井川の氾濫(水があふれ広がること)を想定した、土のうの作り方や積み方など様々な浸水防止工法の訓練と、浸水家屋からの救出救助訓練を見学しました。
防水性のあるゴム製の袋に水をいれる「連結水のう工法」は初めて。軽くて折り畳める素材でできているので、少ない人数での運搬作業ができる工法だそうです。
防災意識の向上、啓発として、昨年度も防災イベント等で配布された災害用携帯トイレに加えて、今回は瞬間冷却剤も配布されました。 停電でエアコン使用不可の際の熱中症対策として、備蓄品に加えることが推奨されています。 ぜひ、参考になさってください。
避難拠点となっている区立小中学校など地域の避難訓練、9月の防災フェスタ、防災学習センターでのねりま防災カレッジなど、練馬区では災害対策を啓発するさまざまな機会・企画がありますので、関心を持っていただき日頃の備えに活かしてください。
東京都は、1時間に75㍉を超える降雨(台風や雷雨性の局地的集中豪雨)に対応する治水対策のひとつとして、石神井川が流れる地域を大雨による水害から守るため、都立城北中央公園の地下に洪水を貯留する調節池を整備しています。公園の東側は巨大な工事ヤードになっていました。
終了後、公園内を散策。 防災井戸を発見したので、動かしてみました。飲料として利用できませんが、身近なところに井戸の体験ができるのは魅力的ですね。