ついに実現!再商品化を見据えたプラの一括回収へ~一般質問より~

「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が 2022年4月に施行され、プラスチックごみの一括回収が求められ、これまで焼却されていた製品プラスチックも資源として回収されることになります。

この法に基づく収集・再商品化の方法は2通りあり、
第32条は指定法人に委託する方法。
第33条は市区町村と再商品化事業者とで作る再商品化計画による方法。
32条は一括回収したプラスチックを事業者に渡した後は、どのように再商品化するのか自治体は関与できません。一方、33条は資源化・再商品化まで自治体が決めることができ、区民に行程を見える化することで、より質の高いリサイクルが期待されます。またこれまでの手選別をせずに直接事業者に引き渡すことで経費削減にもなると考えられます。

生活者ネットワークは、これまでも議会で度々取り上げ、区が回収から再商品化まで把握できる33条による方法を選択すべき提案してきました。23区内でも次々と実施に向けて取り組みが始まっていますが、残念ながら今のところ32条の方が多いようです。この現状を踏まえ、今定例会の一般質問で「先進的にリサイクルに取り組んできた練馬区の考え」を質しました。

区の答弁

国が公表した「プラスチック使用製品廃棄物の分別収集の手引」を参考に、今年度、製品プラスチック等の排出状況を把握するため、資源・ごみの排出実態調査を実施。容器包装プラスチックを含め、排出された大量のプラスチックを資源化するためには、中間処理・再商品化のリサイクルルートの確保が不可欠。
製品プラスチックの資源化に向け、他自治体の取り組みや再商品化事業者に関する情報収集を行うとともに、容器包装プラスチックの収集や中間処理を担っている事業者と意見交換を行っている。
これらを踏まえ、来年度、プラスチックごみをプラスチック製品に再生する材料リサイクルなど、再商品化の手法を区が自ら選択できるよう、事業者を選定する予定。

⇒ !!これって、33条だよね⁉ と、生活者ネットワークの提案が実現したことをかみしめたのでした。

やった~!!