みんなで学ぶ『STOP!詐欺被害』
私が加入する生協の地域の活動グループ(運動グループ練馬地域協議会)では、毎月第3火曜日の午後「ほっとするカフェ」を企画しています。
私も議会などの公務や区民の方の相談対応などが入っていない限り参加しています。
今月のテーマは「『STOP!詐欺被害』自分は大丈夫!と思っていませんか?」
講師は最寄りの地域包括支援センターの職員。10名以上の参加がありました。
犯罪被害防止なのに、なぜ地域包括支援センターの職員が?
地域包括支援センターは、高齢者とその家族の生活を支える地域の窓口です。
悩みや心配事を解決するために
高齢者の暮らしや介護に関するさまざまな問題を解決するための相談窓口
自分らしく暮らしていくために
在宅療養や認知症に関して、日常的・専門的な相談支援を実施
安心していきいきと暮らしていくために
お金や財産管理、虐待の不安など高齢者の権利を守る
元気で自立した生活をおくるために
介護が必要な状態にならないように「健康づくり」「介護予防」を支援
様々な相談を受けるなかで、警察署とも連携して防犯に関する情報提供や啓発にも取り組んでいるとのことです。今回のほっとするカフェでは、警察署からの資料とともに地域包括支援センターが対応した事例なども紹介がありました(もちろん個人情報は伏せて)。
石神井警察署管内 振り込め詐欺被害金額9300万円!
2021年1月~12月 1年間の石神井警察署管内の振り込め詐欺
被害件数:56件 被害金額:約9300万円 平均被害金額:約165万円
2021年の練馬区内の特殊詐欺被害認知件数は125件、被害額は2億3,160万円とのことですので、件数では約45%、金額では約40%が石神井警察署管内での被害ということがわかりました。
今年の1~3月までの3か月間で、すでに3件の被害が報告されています(被害金額約300万円)。
「振り込め詐欺被害ハザードマップ」は、犯人が家族や区役所などになりすまして電話をした犯行予兆電話(アポ電)の発生件数を町丁別に表示したものです。しかし、警察に通報していない件数はカウントされないので、実態はもっと多いことが予想されます。
区では、予兆電話を遮断し特殊詐欺被害を減少させるため、自動通話録音機を無料で貸し出しています(2021年度分は終了)。対象は区内の65歳以上の方がいらっしゃる世帯です。
2022年度分は、400件分を予算化しました。夏頃に申し込みを開始する計画になっています。
区報やホームページでお知らせします。