青梅インターは街壊しだ ~一般質問より~

練馬区は街壊しに加担するのか⁉

東京外環道沿線の調布市での陥没事故によって事業の見通しが立たない中、青梅インター周辺住民は「いつできるともわからない計画のために街が壊され、疲弊している」と訴えています。

11月21日(日)、元関町1丁目町会外環対策委員会主催の「青梅街道インター問題・住民意見交換会」に出席しました。そこで、冒頭の住民からの訴えや、地域の実情を伺ってきました。

インターチェンジ計画地は事業用地として買収されたのは面積ベースで約30%ですが、用地取得以外の理由で空き地になっている場所もあり、地域住民はそれ以上の空き地が拡がっていると実感しています。また、防犯上の心配もあります。

さらに、東京外環道は事業認可され、土地利用に制限がかかっていることから、若い世代の流入は期待できず、街の活力が急速に奪われていると言います。

・住民が安心して地域で暮らすために、インターチェンジ計画が明確になるまで、事業者と交渉して緑地として整備するなど検討すべき。
・事業者任せにして空き地のまま放置していることは、本来住民の暮らしを守るべき自治体が、道路事業のために住民の気持ちを萎えさせることに加担していると言わざるを得ない。
区はどのように考えているのか、一般質問で取り上げました。

区の答弁
・大泉インターチェンジ付近の混雑緩和や生活道路への車両流入抑制の効果が見込まれる
・外環の計画は都市計画で定めた上で事業承認・認可を受けており、青梅街道インターの計画は明確
・区は積極的に用地買収を進め、早期実現を事業者に求めている
・緑地等暫定的な整備を交渉する考えはない

東京外環道のインターチェンジは、40メートル以上の地下を通る本線から地上出口に向かうランプトンネルを直径30メートルの巨大トンネルでまとめる計画になっています。
この「地中拡幅部」の工事は世界最大級の難工事と専門家も認めていて、陥没事故を起こした事業者が施工できるのか沿線住民は疑念と不安を抱いています。

練馬区は住民の訴えに真摯に向き合うべきです。