機能や設備が不明のまま掘削工事が始まる~東京外環道換気立坑工事~
東京外環道は、地下40メートルの位置に約16キロメートルのトンネルで関越自動車道と東名高速道路をつなぐ構造です。
トンネル内の窒素酸化物や浮遊粒子状物質を含む煤塵(ばいじん)は、4か所の換気施設から排出されます。換気施設は、トンネル内の空気を外に放出する前に煤塵を極力除去する施設です。
2月28日(日)、東京外環道大泉ジャンクション部に設置される換気施設についての説明を聞いてきました。
換気施設の説明は10年以上前
地域住民に換気施設の説明をしたのは、もう10年以上前、東京外環道の事業認可前に、事業の全体像を地域住民に説明する会でした。確か「排気棟」と説明されたと記憶しています。
排気ガスによる環境悪化を懸念する意見が多数出され、
換気所に脱硝装置、フィルターなどを設置し、換気所の排気ガス処理方法・能力を高める検討をする、という説明を聞いた記憶があります。
換気所の設備は未定
今回の説明は、換気施設の地下部分の「換気立坑」工事についてのみ。
約19メートル×約22メートルの面積で深さ約51メートルの穴を掘っていく、というものです。説明資料8ページ
換気立坑の上部に換気施設が設置される構造ですが、地上約30mの施設を想定していること以外、具体的な機能や設備は未定で説明できないとのこと。説明資料7ページ
事業認可前から、大泉ジャンクション周辺の自然環境への影響や大気汚染を懸念する住民の声が多数寄せられていました。どのような技術でトンネル内の排気ガス等を処理し、排出するのかも含めて換気施設について説明すべきですが、
事業者は「東京外環道の工事が大幅に遅れているので、着手可能なところから工事を実施していく」と回答するのみでした。
質問しないとわからない、説明不足の資料
家屋調査、補償ついて
地中連続壁や立坑工事によって家屋に損傷が生じた場合に対応するために、事前家屋調査を実施する。説明資料27ページ
施行箇所から約40メートルの範囲が対象(説明資料に明記無し。質問によって明らかになった)
対象については、改めてチラシで知らせる
「損害等の申出」はいつまでを対象にするのか不明であることを指摘。立坑工事はもとより、道路開通後も補償の対象になると回答した。
工事車両について
21,000㎥以上の掘削土砂を搬出するための工事車両の大きさは、10tダンプ
最大20台/日のダンプトラックが近隣の道路を走行することになります。
騒音や振動などの工事についての苦情やお問い合わせは、説明資料25ページ をご覧ください。
換気施設計画地の東側には大型スーパーが開店し、駐車場を出入りする車両と目白通りの比丘尼交差点を直進、右左折する車両とが交錯する場面に遭遇しました。工事車両の走行がさらにこの地域の交通安全の妨げにならないよう、実態を把握するよう事業者と区に求めました。
「東京外かく環状道路(関越~東名)大泉ジャンクションにおける換気立坑工事の工事内容などに関するご説明」資料はこちら

