やっぱり、大深度地下法は廃止に

昨年12月19日(金)から始まった「東京外かく環状道路(関越~東名) 外環事業シールドトンネル工事の状況等をお知らせするオープンハウス」。明日1月31日が最終日となりました。

練馬区内では、1月15日(木)~17日(土)の3日間にわたり3会場で開催。
私は、15日(木)の上石神井南地域集会所で開催されたオープンハウスに行き、事業者との意見交換の場にも参加しました。

当該地は、東京外環道青梅街道インターチェンジ計画予定地で、複数の住民に本線トンネルの掘進工事に伴う振動や騒音による健康被害が生じています

地上に影響が出ないように対策している

国土交通省、NEXCO東日本・中日本の3事業者と住民との意見交換の場で、あらためて掘進工事による健康被害に対する事業者の認識を問う発言が相次ぎました。
事業者3者の回答は、下記の発言のみ
・健康被害が生じている原因究明はしない
・一時滞在先を提供する
・潤滑剤の使用やシールドマシンの掘進速度を調整するなど、地上に影響が出ないように対策している

東京外環道の沿線住民は、事業認可される(かなり)前からトンネル工事によって地上への影響が出ることを指摘していましたが、国及び事業者は一貫して「地下40メートル以深での工事は地上に影響しない」と説明してきたのです。ところが、2020年10月の調布市での陥没事故を境に「地上に影響が出ないように」と転換してきた経緯があります。
その当時、住民対応していた職員はとっくに配置転換されており、現場にはいません。現在住民対応している職員がその経緯を知る由もないか、知っていても自分事として考えられるわけがありません。
しかし、地域住民にとっては、東京外環道や青梅街道インターチェンジの計画が浮上してからずっと継続している問題なのです。

大深度地下法を盾に道路計画を強行してきた結果、地下空洞や陥没の発生、住民の健康被害を生じさせました。
住民と事業者の意見交換に同席し、あらためて「大深度地下法」は廃止すべきと強く思っています。

またトラブルが・・・

1月23日、大泉ジャンクションから本線トンネル(南行)を掘進しているシールドマシン(グリルド)の部品に異変があり、補修作業のために掘進を停止することをNEXCO東日本が発表しました。
「トンネルやシールドマシンの設備については安全上問題がない」としていますが、「またか」というのが率直な感想です。
陥没事故周辺の地盤補修のために東名側からの掘進工事は停止しており、さらに青梅街道インターチェンジの「地中拡幅部」の工法も費用も決まっていない現状において、少なくとも未着手の事業計画は見直すべきではないでしょうか。