ソーラーシェアリングを見学
相模原市で初めてのソーラーシェアリングを見学しました(7月7日)
見学した「さがみこベリーガーデン」を運営する(株)さがみこファームは、私が所属している生協が運営する発電事業に「電気の生産者」として関わっている事業者です。
ソーラーシェアリングとは、農業用地に支柱を立てて上部空間に太陽光発電設備を設置し、農業を営みながら太陽光発電をおこなうシステムのことです。日本語では「営農型太陽光発電」と呼ばれています。
現在は、観光農園としてブルーベリーを栽培していますが、計画的に耕作面積を増やしてレモンやいちじく、ブドウなどを生産する予定だそうです。また、在来の大豆の生産を拡げるグループとの連携も検討しているとのこと。
耕作面積の増加とともに、発電面積も増え、発電量が増えることも期待できます。
風の通りが強く、風圧が高い場所には細いパネルを設置するなど、地形の特性に合わせてパネルの大きさを変えるなど、実験的な取り組みも進めているそうです。
ソーラーシェアリングは、農業を維持していくためにも有効な取り組みだと思いますが、収穫量の低下や農業を疎かにするのではないかなどの否定的な意見も聞きます。いちど見学することで理解が深まるのではないかと思います。
さがみこベリーガーデンは「食とエネルギーのテーマパーク」をめざしているとのことです。

太陽光パネルの面積は耕作面積の約40%

近くで見るとパネルの間が結構開いていて、日光が当たることがよくわかる

太陽光パネルの有り、無しで収穫量の違いがあるか、山形大学と共同研究中

ひとつの巣箱に約2万匹のミツバチがいるのだそう

受粉の時期は、巣箱をブルーベリーの栽培区画に移動する。 ミツバチなくして農業は成り立たないと。