7月はシャボン玉月間 区長と面談しました

7月はシャボン玉月間。
私が加入する生協も会員となっている「せっけん運動ネットワーク」では、毎年行政訪問活動を実施し、各自治体でのせっけん利用のはたらきかけや、首長メッセージを取得する活動に取り組んでいます。

6月25日の午後、メッセージの依頼や意見交換のために組合員が前川区長を訪問するコーディネートをしました。

今年は、昨年よりも参加者が多く、短時間ではありましたが色々と意見交換ができたと思います。

その中でも特に、参加した組合員からの
「『流した水の先にイルカがいる』と大勢の人が考えてくれるように、日々暮らしている」という言葉が印象に残りました。

健康や環境への影響を考えて、生分解性の高いせっけんを使う暮らしは、化学物質対策や香りの害「香害」にもつながる活動であると思います。

練馬区は、23区の中でいち早く「化学物質過敏症」や「香りの害」を啓発する区独自のリーフレットを作成した実績があります。
作成したリーフレットをはじめ、柔軟剤などの強い香りで健康被害が生じている実態などを区立学校(幼稚園)の校長会で情報を共有したことで、各学校で児童生徒や保護者向けに周知啓発に取り組みました。
その一環で、給食の白衣による被害(様々な家庭で使う洗剤等で香り成分が残留して、気持ち悪くなるなど)がある場合は個別に対応することになっています。

ところが、この学校の対応を知らないという方が少なくありません(「給食の白衣が何とかならないか」という相談が後を絶たない)。

今回の面談で、あらためて学校への情報提供と、学校から家庭への周知を要望しました。


シャボン玉月間に寄せて

練馬区長 前川 燿男

練馬区は、都心近くに立地し、大都市東京の魅力を享受しながら、公園や農地、樹林地など、豊かなみどりに恵まれた住宅都市です。

令和8年3月、みどりを守り育てる区民団体や事業者団体などと協働して、練馬のみどりの魅力を発信する「(仮称)ねりまみどりフェスタ」を開催します。こうした取組をさらに深め、区の財産であるみどりを未来へつなぐため、みどりのネットワーク形成、みどりを育むムーブメントの輪を広げる取組を進めていきます。引き続き、区民・事業者の皆様と力を合わせて、みどりの風吹くまち練馬の実現に全力を尽くしてまいります。

せっけん運動を通じた皆様の活動が、水環境を守り、練馬区のみどりの保全に繋がっていくことを期待しています。