大泉第二中学校と道路計画

「まちと学校をこわす大型道路はいらない!」と、「大泉第二中学校の教育環境保全と大泉学園駅南側地区まちづくりの取組方針(素案)」の撤回を求める第2弾の集会が開催されました。

守ろう!教育環境・生活環境2・9大集会

日曜日の午後に100名を超える参加があり、関心の高さをあらためて感じました。
集会では、大泉第二中学校の現役保護者から「大きな校庭と桜の木を残してほしい」という訴えや、道路計画の見直しを求める卒業生100人の声明文が紹介され、集会の最後には、参加者一同の決議文を確認しました。

決議文

「大泉第二中学校の教育環境保全と大泉学園駅南側地区まちづくりの取組方針(素案)」は都市計画道路整備を大前提としています。大二中の再建案は外観のみで教育環境保全への取り組みが全く示されていません。
地域への説明は2回のオープンハウスとたった1回の保護者説明会のみ、いずれも形ばかりの説明をしただけです。
到底、地域住民の理解を得られるものではありません。
私たちは練馬区に対し、保護者、地権者、地域の声にしっかり耳を傾け、素案を撤回し、計画を見直すことを強く求めます。

20225年2月9日
「守ろう!教育環境・生活環境」2・9大集会参加者一同

 

区が「教育環境の保全」として、取組方針素案で示した「これからの時代に対応した施設整備」であげられているのは、
・生徒の健康に配慮し、校内の快適性を確保するため、採光、通風、換気、遮音性等に配慮した施設整備
・安全安心な学校生活を送るため、十分な防犯性を備えた施設整備
・施設のバリアフリー化や、誰もが使いやすいユニバーサルデザインの採用
・敷地の建物の緑化を推進し、みどり豊かで潤いのある学校空間をめざし、環境教育の一環として、屋上緑化や太陽光発電の発電量表示パネルの設置を行うなど、環境に配慮したエコスクールの整備
・甚大な災害から生徒や教職員の人命を守るため、建物は十分な耐震機能を確保し、災害時の避難拠点を目的とした防災機能の強化
です。どの項目も学校の改築にあたって当たり前のことであり、道路整備と引き換えにするものではありません。

2月12日の一般質問で、今回示された都市計画道路が学校を4分割する取組方針のどこが教育環境を保全したといえるのか、教育長の考えを質します。