防災企画展で新たな学び

「今後、30年間に70%の確率で首都直下地震が発生することが予測されている」
10年以上前から言われ続けています・・・

9月1日は「防災の日」、そして9月全体は「防災月間」。1923年9月に関東大震災が起こったこと、9月は災害が多いことから、「災害に備えつつ知識を深めるため」に制定されたとのことです。練馬区の防災フェスタも9月に開催されていますが、今では、1995年の阪神淡路大震災や昨年の能登半島地震が発生した1月も、多くの人々が強く防災を意識する月として定着していると感じます。

2月5日(水)、練馬区役所本庁舎1階で開催された「防災企画展」を見学してきました。

理解が浅かった「災害用伝言ダイヤル(171)」

災害用伝言ダイヤル」は、地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板です(NTT東日本のサイトより)。

登録した電話番号を介して、被災地と全国をつなぎます。今日は、この「登録した電話番号」は、被災地エリアにある電話番号でなければならないということを初めて知りました。
説明してくれた職員によると「『被災地に伝言板ができる』というイメージ」とのこと。
電話番号は固定電話でも携帯電話でも良いそうです。私は「キーワード」と理解しました。
気を付けなければならないのは、複数の家族の安否を確認する時に登録番号を決めておくこと。固定電話番号や誰か一人の携帯電話番号にすることをあらかじめ共有しておくと良いのだそうです。
登録した電話番号が違っていると、伝言を聞くことができません。
また、出張や旅行先で被災した場合は、被災エリアにいる間は災害用伝言ダイヤルの対象になります。

以下の体験利用日にも運用されており、体験することができます。ぜひ、体験してみてください。
・毎月1日、15日
・正月三が日(1月1日~3日)
・防災とボランティア週間(1月15日~21日)
・防災週間(8月30日~9月5日)

防災備蓄には口腔ケアグッズも忘れずに

避難所生活では口腔ケアがおろそかになることは容易に想像できます。
しかし、口の中が不潔になることで細菌が繁殖し、それが気管から肺へ侵入することによって「誤嚥(ごえん)性肺炎」を引き起こすなど、命にかかわることにつながります。

災害時のお口のケアについて(厚生労働省のサイトより)

災害対策の参考にしていただければと思います。

口腔ケアグッズをポーチにまとめて非常持ち出し袋へ