どうなる⁉大二中と道路計画

12月5日の都市整備委員会と文教児童青少年委員会に「大泉第二中学校の教育環境保全と大泉学園駅南側地区まちづくりの取組方針(素案)」が示されました。概要版はこちら

中学校を4分割する都市計画道路補助135号線と232号線について、私たちは、教育環境の保全を最優先にすべきと計画の見直しを求めてきました。

区は、2016年に中学校の教育環境保全と道路整備のあり方を検討する有識者委員会を設置し、これまで23回開催してきました。
2019年5月に提言が示され、区は、この提言を受けて「『取組方針』を作成する」としていました。しかし、この5年間、表立った動きが見られず、進捗について議会でも度々質疑されてきました。

道路計画に合わせた高さ規制(緩和)が前提の4階建て校舎

素案に示された「大泉第二中学校イメージパース」では、4階建ての校舎が描かれています。しかし、現状は当該地域は10メートルの高さ制限がかけられています。補助135号線が15メートル、232号線が16メートルの計画幅員に応じて、都市計画を変えて高い建物を建てられるようなまちづくりを進めていくことが想定されます。
今は、3階建ての校舎やいくつかのマンション以外は戸建てが連なる閑静な住宅地です。2本の道路計画によって街並みが大きく変わるのは明らかです。

校舎と運動場、体育館を道路が分断

校舎と運動場・体育館の間に補助135号線が通り、学校の敷地を分断。渡り廊下でつなぐことになりますが、例えば、車いすを利用する生徒や教職員の行動を制限しかねないことが、かねてから指摘されてきました。特に、災害時の避難行動に支障が出ないか懸念します。

他にも、学校敷地が狭くなることや第二運動場への移動の問題などが指摘されています。
また、補助232号線の計画線上に大泉南小学校があり、プールを含め校地の整形化を図ることが示されています。

オープンハウスの開催

日時:①2025年1月17日(金)17:00~20:00 ②1月18日(土)10:00~16:00
会場:勤労福祉会館2階会議室
どなたでも参加できます。ぜひ、ご意見をお願いします。

12月22日、「大二中を分断する道路計画を考える会」主催の「組方針(素案)」を読み解く集会に参加しました