終戦の日に

79回目の終戦の日を迎えました。

8月8日に日向灘沖を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、宮崎県では最大深度6弱を観測。翌9日夜には、神奈川県西部で最大震度5弱の地震が発生。また、東北地方を横断し水災害を招いた台風5号。関東地方への影響が懸念される台風7号など、今年の終戦の日は自然災害の脅威を感じ、心配しながら過ごす日になりました。

1937年の日中戦争とそれに続く太平洋戦争によって約310万人が犠牲になりました。
その後、日本が中心となって関わる戦争は起こっていませんが、世界では紛争が絶えません。
ロシアとウクライナの戦争は2年半が経過しましたが、いまだに収束の兆しは見えず。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃の犠牲者は4万人にも迫ると報道されています。

なぜ、人は争うことをやめられないのでしょうか。殺し合いの連鎖を断ち切ることはできないのでしょうか。

練馬・生活者ネット9条の会は、毎月9日の12時から1時間「戦争はしない 原発はいらない」というバナーのもと、平和をアピールしてスタンディングしています。18年間継続しています。

終戦の月である8月は、参加者一人ひとりが詩や絵本を朗読して平和を訴えています。
私は今年、映画監督の松山善三さんが作詞し、美空ひばりさんが歌った「一本の鉛筆」の歌詞を朗読しました。以下、紹介します。

一本の鉛筆

あなたに 聞いてもらいたい
あなたに 読んでもらいたい
あなたに 歌ってもらいたい
あなたに 信じてもらいたい
一本の鉛筆あれば
私は あなたへの愛を書く
一本の鉛筆があれば
戦争はいやだと 私は書く

あなたに 愛をおくりたい
あなたに 夢をおくりたい
あなたに 春をおくりたい
あなたに 世界をおくりたい
一枚のザラ紙があれば
私は子どもが欲しいと書く
一枚のザラ紙があれば
あなたを返して一 私は書く

一本の鉛筆があれば
八月六日の朝と書く
一本の鉛筆があれば
人間のいのちと 私は書く

戦争は最大の人権侵害であり、環境破壊です。
気候危機は命にもかかわる深刻な問題です。
脱炭素社会の実現のために躍起になって対策しても、戦闘機のジェット燃料や爆撃によるCO2の排出は計り知れず、環境破壊は進む一方です。

戦争をやめることが最大の気候危機対策なのではないだろうか。とも思っています。

一刻も早く戦争がない世界になるよう、地域から平和を訴えます。

7月30日、イスラエル兵士だったダニー・ネフセタイさんの講演会「武力で平和はつくれない」に参加しました。