福祉・環境優先で、暮らしに優しいまち練馬に
今日で2022年度が終わります。
第一回定例区議会の一般質問や2023年度予算の質疑は「福祉・環境優先で、暮らしにやさしいまち練馬に」をベースに組み立てました。
何をアピールするか、区の姿勢が問われている
2023年度一般会計予算額 約2987億円は過去最大の当初予算です。特別会計と合わせると、約4230億円。前年度比プラス2.2%、約9億円の増額です。
長期化するコロナ禍に追い打ちをかけるような物価高騰や上がり続ける社会保険料、教育費の負担や老後の暮らしなど多くの区民が不安を抱えています。
区は「福祉や子ども・教育に関する予算は全体の7割を占める」としています。確かにそうです。しかし、細かく事業をチェックすると、縮小されている福祉事業もあり、対象から外れてしまう方たちの暮らしに影響が出ないか心配です。
区は、「ねりま推し」として、朝ドラやハリーポッターなど「民間の取り組み」に乗って区をPRするために少なくない予算を投じています。また、美術館の大規模改築に多額の費用を費やすことも疑問です。
上がり続ける国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険の保険料は、区民の生活を圧迫し、持続可能な制度ではありません。税金を投入するなど抜本的に制度を見直すよう、住民の暮らしに直結している自治体だからこそ、国に強く求めてほしいと思います。
区長は、年初からの発言の冒頭に「朝ドラ『らんまん』」「ハリーポッター」「都市農業フェス」の3つのキーワードを上げ、「練馬をさらに発展させる」のだと。
私たちは「練馬で安心して暮らすことができる」と思える基盤を率先してつくり、区の良さを知ってもらうことこそ優先して取り組むべきことだと考えます。
誰もが自分らしく、安心して暮らし続けられる練馬の実現に力を尽くします。