増収分は区民の生活支援に~21年度補正予算に反対~

補正額 42億7596万円
年度末の補正予算は、当初予算とその後も含めて7回の補正予算に対しての事業の執行状況を反映し、最終的に調整するためのものです。
7回目の補正額を合わせて、2021年度歳入歳出予算の総額は3231億6321万円です。

生活実感は厳しいのに、企業収益が堅調に推移し税収入が増加
増収分は、基金(貯金)の取り崩しをやめ、逆に積み増し。さらに起債(借金)を取りやめ。
既に104億円ある用地取得基金(道路や公園などの用地取得のための資金)に23億7600万円プラス

財政は厳しいと廃止・縮小した給付事業
高齢者の紙おむつ支給や配食サービス、いきいき健康券。第3子祝金などなど・・・増収でも復活せず

感染症対策として生活困窮支援は拡大したが・・・
生活困窮者自立支援金 見込み数:4000件 ⇒ 実績:1359件
収入要件・資産要件など、ハードルが高いため対象者限定 ⇒ 1億6380万円の減額(使われなかった)

区民の生活に焦点を当てた区政への転換を
感染防止対策の自粛要請は経済の停滞を招き、シングルマザーや年金生活者、非正規雇用など低所得者世帯がより厳しい生活を強いられ、格差が拡大したことは明らか。
コロナ禍による困難の中にある区民の声に耳を傾け、増収分は今後、区民の生活支援と格差是正に充てられるような財政計画を立てるべき。

2021年度補正予算、2022年度予算 両議案とも反対しました。