N-impro(ニンプロ)を体験 ~考えの違いを共有~

N-improにんぷろは、認知症の方と出会った時の対応について意見交換をしながら考える、カードゲーム形式の研修プログラムです。
コンビニ従業員や宅配サービス員の立場などになって、ゲームを楽しみながら、具体的な状況について考えてゆきます。(練馬区のホームページより)

私が加入する生協の地域の活動グループ(運動グループ練馬地域協議会)では、毎月第3火曜日の午後「ほっとするカフェ」を企画しています。
ところが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で休止が続いていました。
前回の開催は今年の4月。

約半年ぶりの開催は「N-impro(ニンプロ)を体験しよう」。最寄りの地域包括支援センターの協力を得て、企画・開催することができました。

今回は、店舗販売に従事する方の参加もあり、主に「コンビニの店長」「コンビニのアルバイト」の立場のパターンを使いました。
たとえば、
「2か月前に配食を開始したおばあさんから『家の電気が点かないから助けてほしい』と電話。ちょうど日が暮れてきた。20分くらいなら店を抜けられそうだ」
コンビニアルバイトの立場で「電気を確認するために家に行く?」

同じ販売職の方でも「Yes」「No」の違いがあったり、「No」を出していても考え方に違いがあったりと、ディスカッションすることで認知症や当事者に対する理解がより深まると思いました。

また、現在認知症のご家族と同居している人や、かつて介護していた人も参加していて、体験談を聞くことができたのも良かったです。

N-improにご関心のある方は、地域包括支援センターに相談してみてください。
練馬・生活者ネットワークの福祉部会でも企画してみたいと思います。