区内で抗体カクテル療法を開始~補正予算質疑より~

第三回定例会が閉会しました。
今定例会中に補正予算が2回編成されました。いずれもメインは、新型コロナウイルス感染対策に関する事業経費です。

9月24日に先議された(今定例会中)1回目の補正予算で設置されることになった「酸素ステーション」。10月末までの計上でしたが、2回目の補正で12月まで予算化されました。
自宅療養中の軽症等の患者への酸素投与に加えて、抗体カクテル療法も行えるように整備されました。

しかし、新型コロナウイルスの感染が確認されたら、発症が確認されたら積極的に入院して早期治療することで重症化を防ぐのが大前提のはずです。

そのための病床拡充を含めた地域医療構想の見直しが必要ではないかと考えますが、国は病床削減の方向性を変えていません。また、東京都も重症患者の受け入れに大きな役割を果たした都立病院の独立行政法人化をすすめています。

コロナ禍で医療体制がひっ迫し、本来であれば入院が必要なのに自宅療養を余儀なくされて亡くなった方がおられたことは紛れもない事実です。
補正予算には賛成しましたが、臨時的な酸素ステーション設置ではなく、医療体制の整備と拡充を国や都に求めるよう指摘しました。

また、酸素ステーションの運営には医師と看護師の配置に加え、区の職員が24時間3交代勤務をすることになります。応援の職員の方にとっては勤務状況が変わることでの暮らしや健康面への影響、職員を送り出す職場の業務負担など、丁寧に対応することを求めました。

適当な写真がないので、ある日の夕景を。ゴジラの行進に見えませんか?