終戦の日に

76年目の終戦の日、今年は、全国各地の豪雨災害を心配しながら迎えました。

生活者ネットワーク9条の会は、毎月9日に平和を祈念する「9条スタンディング」を練馬駅前でおこなっています。
なかでも、終戦の月である8月は、各自持ち寄った絵本や紙芝居、詩を朗読して平和な社会の実現を訴えています。

当日は、夏季講習に通う子どもたちが大勢通り過ぎ、中には興味深く立ち止まって私たちを見つめる子どもが何人かいました。
少しでも心に留めてもらえれば良いなと思います。

 

私は、多くの方に手に取ってほしい本として、谷川俊太郎さんの「へいわとせんそう(絵:Noritake ブロンズ社)」を紹介し、井上ひさしさんの「子どもにつたえる日本国憲法(絵:いわさきちひろ 講談社)」を朗読しました。
どちらも、子どもたちにもわかりやすいと思いますので、図書館などで読んでみてください。

 

練馬区の平和推進事業

この季節は、練馬区も非戦、平和を考える企画に取り組んでいます。

今年で29回目の平和祈念コンサート。2015年からは区内在住の方に戦時体験の講和をお願いしています。毎年7月初めの区報でお知らせしていますので、ぜひ、多くの方に聴いていただきたいです。

平和祈念パネル展は、区役所本庁舎1階アトリウムと石神井公園ふるさと文化館の2か所で、8月17日まで開催中です。残り2日ですが、足を運んでいただけると嬉しいです。

本庁舎アトリウムのパネル展

写真は今年の平和祈念コンサートのパンフレット。ハープとアルパの演奏は心に沁みました

真の平和をめざして

菅首相は、広島の原爆死没者慰霊式・平和祈念式典でのあいさつ文を読み間違え、長崎の平和祈念式典では遅刻しました。
核や武力の抑止力で、本当の平和な社会(世界)は築けるのでしょうか。
1年半以上、全世界が新型コロナウイルス感染症の大きな影響を受けています。
戦争(紛争)もパンデミックも、より弱い立場の人がより大きな影響を受けます。

唯一の戦争被爆国の首相として、真の平和を築くことに尽力してほしいと思います。まずは、一日も早く核兵器禁止条約を批准すべきです。戦争につながる辺野古新基地建設も直ちに中止すべきです。

そして、私たちにも平和を追求する不断の努力が求められていると考えています。