環境・福祉優先のまちづくりをめざして

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます 。

新年を迎えることで昨年までの「嫌なこと」をリセットし、「新しい年に期待、希望」を感じる雰囲気が生まれてきます。
でも、年が変わっただけで希望のある社会になることはあり得ません。
生活は政治そのもの、日々の積み重ねだからです。

昨年は、「政治とお金」や公文書の書き換えや破棄など、政権に不利なことは「なかったこと」にする政治が公然と行われたことに、憤りとともに呆れるばかりです。
まっとうな政治になるように、あたりまえの感覚の政治になるように、諦めずに考えていかなければならないと思っています。

2020年はオリンピックイヤー。オリンピックを口実に弱い立場の人をないがしろにした、強引な政治がすすめられないか懸念しています。
「フクシマはアンダーコントロールできている」とオリンピックを東京に誘致するために安倍首相は発言したが、廃炉作業は難航しており汚染水の問題、被災地の復興・復旧、被災された方々の暮らしなど、課題は山積しています。

ここ数年の大型台風や集中豪雨などの自然災害による被害は甚大で、災害対策はもちろんのこと環境問題として取り組むことが求められています。

国連気候変動サミットで気候危機を訴えた、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんに共感し、日本の若者も行動を起こしています。
都議会に対して「気候変動に対する非常事態宣言を求める請願」を提出し、11月29日の都議会の環境・建設委員会での審査に向けて大勢の若者が都庁の周りをパレードしました。残念ながら、委員会では賛成少数で継続審査になってしまいました。「継続審査」は事実上「結論を出さないこと」であり、問題提起した若者に対して真摯に向き合っていないといわれても仕方ありません。

左から山内れい子都議、やない、奥田雅子杉並区議、そね文子杉並区議

11月29日開催のグローバル気候マーチは新宿中公園からスタート

12月に開催された「世界都市農業サミット」でも、海外からのパネリストからは気候変動の危機を訴える発言が複数出ましたが、残念ながら日本人は危機感が足りないと感じました。
ここ数年の気候変動は危機的状況であり、それを私たち自身が自覚するためにも「気候変動に対する非常事態宣言」は有効であると考えます。
私たちも練馬区議会として意見書提出を提案しましたが、議会内で合意が得られなかったのは残念です。

私の活動の原点は「脱原発」
いまだに新規建設計画が残っている、山口県の中国電力上関原子力発電所。昨年、中国電力は建設準備のためのボーリング調査を実施しようとしましたが、反対派住民の粘り強い抗議行動で中断を余儀なくされました。しかし、計画そのものがなくならない限り安心できません。時代に逆行する原発計画は直ちに白紙撤回すべきです。

今年も「高田馬場☆ニューイヤー脱原発デモ!」に参加します。
1日も 早く「原発ゼロ決定!おめでとうパレード」になるように、 一緒に歩きましょう。

第8回 高田馬場☆ニューイヤー脱原発デモ
◎日  時:2019年1月5日(日)14:00集合、14:30スタート
◎集合場所:都立戸山公園(大久保地区・芝生広場)

昨年、二人目、三人目の孫が誕生したことで、あらためて次世代に引き継ぐ環境のことを考えるようになりました。
子どもたちの世代にどのような環境や社会を引き継ぐのか、引き継ぐために今、何をすべきか。念頭に活動していきます。
今年もどうぞよろしくお願いします。