巨大台風19号対策を検証し、さらなる改善を
10月12日(土)から13日(日)にかけて、大型で非常に強い台風19号が本州に上陸し、東日本を中心に大きな被害をもたらしました。被害の全容はこれから徐々に明らかになっていくものと思われます。
犠牲になられた方々に心からお悔やみ申し上げます。
被災されたみなさまにお見舞い申し上げますとともに、一日も早く普段の生活に戻ることができますよう切に願っています。
練馬区では、倒木や枝折れの被害が12件報告された以外、幸い今のところ(10/15現在)人的被害、浸水被害の報告はありません。
⇒10月23日現在、区内の被害状況の報告がありました。
人的被害:なし
浸水被害:床上浸水4件(いずれも地下室か半地下の部屋への浸水)
建物の一部損壊:4件(屋根破損1件、雨漏り3件)
倒木・枝折れ:31件
区立施設の被害:雨漏り25件
台風19号にかかる区の体制
- 開設する避難所 15か所(当初10か所だったが、11日の午後5か所追加した)
・開設は12日午前10時 - 区立施設
・小・中学校は12日休校
・保育園・学童クラブは開所
・12日 区主催のイベントは中止
・公共施設貸館のキャンセル料を免除 - 12日の資源・ごみの収集の中止
- 土木出張所で土のうの貸し出し など
台風や大雨などは地震と違い、事前にある程度の状況や被害の予測が立てられると考えられています。
私たち自身、9月の台風15号で千葉県の広範囲かつ長期間にわたる停電などを目の当たりにして、今回の台風に備える意識は確実に高まっていました。
12日の段階で、SNSなどを通して区民の方から複数のご意見やご要望をいただきました。
避難所が遠い。防災行政無線が聞き取れない。川の水位観測情報があるのは知っているが状況がわかりづらい(かといって川に近づくのは危険)。ペット動向避難や野宿している方への対応はどうだったのかなど。
避難所15か所の開設は、広い練馬では少なかったと感じる方は少なくありません。開設時間が12日の10時の予定(と表示)。しかし、実際にはすでに雨が降っていて、子ども連れや高齢の方にとってはその時点からの避難は困難に感じたと思います。
防災行政無線から放送された内容を電話で確認することができるサービスがありますが、11日21時過ぎ「大雨特別警報」の放送後は利用者が集中して応答できませんでした。
ペットを連れてきた方は、避難してこられた方と違う場所にケージを置いてもらう対応になっていました。実態があったかは不明(今のところ)。トラブルはなかったようです。
台東区で野宿している人を避難所で受け入れなかったことが大きく報道されましたが、練馬区では、避難所の受付時に住所を確認するようなことはしなかったとのことです。
区も、今回の台風を受けてさまざまな課題を認識しています。これを機会に見直すところは見直し、より良い防災体制をつくっていくことが重要だと考えます。
ぜひ、みなさんのご意見やご要望、気づいたことをお知らせください。
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