道徳の教科書を閲覧しました

来年度から教科化されることになった、小学校の道徳の教科書を閲覧してきました。

いじめを取り上げた単元で、低学年向けのある教科書では、動物を擬人化させたものがありましたが、なぜ動物なのか、疑問に感じました。高学年向けには、ケータイ電話やスマートフォンの使い方を取り上げ、情報リテラシー教育も道徳として取り組むようです。

「教科化」についての問題は様々ありますが、「どのように評価するのか」がもっとも重要な問題だと思います。「評価」するということは、「模範解答」があるのか。それに沿った回答でない場合は低い評価になってしまうのか。児童が考え、感じたことをどう評価するのか。素直に表現しない、できない場合はどうするのか。次々と疑問が湧いてきます。

評価は、一人ひとりに記述でおこなわれるとのことですが、ただでさえ教員の多忙が問題になっているのに、さらなる負担増を懸念します。そもそも、「適正な評価」なんてあるのでしょうか。
学校教育支援センター1階 教科書センターでの教科書の展示、閲覧は6月29日(木)まで

現在使用している道徳以外の教科書も閲覧できます。土曜日、日曜日も開設しています。ぜひ、機会をつくって見に行ってください。

私は、今年度新設された、学校教育支援センター大泉で閲覧しました。