今年初の議員提出議案は「ミサイル発射に断固抗議する決議」
今月6日朝、北朝鮮が日本海に向けてミサイルを4発発射し、そのうち3発が秋田県沖の日本の排他的経済水域に着水したと報道されました。
練馬区議会は、昨年9月の決議文とほぼ同じ内容で、議員提出議案第1号として「北朝鮮のミサイル発射に断固抗議する決議」を議決しました。
生活者ネットワークは、昨年9月に引き続きこの議案には賛成しましたが、審議の際に、「今の国の安全保障や外交のあり方について、世界平和をめざしたものになるような働きかけが必要。区議会からも働きかけてほしい」と意見を添えました。
日本海へのミサイル落下は、漁船などへ被害が及ぶ恐れがあり許せることではありません。しかし、トランプ政権下での日米安全保障や外交政策でさらに緊張感が高まることを懸念します。米韓の安全保障担当の電話会談で、「北朝鮮を糾弾するとともに、協力して強力な対抗措置をとることを改めて確認した」と韓国政府が発表したとのことです。このような対応ではますます北朝鮮を孤立させ、暴挙を止めるどころか逆行させてしまうのではないでしょうか。
今月1日から韓国では米韓合同の大規模な軍事演習が始まっています。「米韓合同軍事演習をしている時には必ずミサイルを発射する。おそらく北朝鮮のミサイル挑発は、これで終わるのではなくて、演習期間中、まだ続くのではないか。」との報道も見られます。
軍備増強や制裁強化ではなく、対話による粘り強い外交を望みます。